2014年10月24日 (仮訳)ブラジルのアマゾンで分離されたDaldinia eschscholtzii:分類学的特徴および菌糸体の生長条件 Yuyama, KT. et al., 2013. Daldinia eschscholtzii (Ascomycota, Xylariaceae) isolated from the Brazilian Amazon: taxonomic features and mycelial growth conditions. Acta Amazonica. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0044-59672013000100001&script=sci_arttext [Accessed October 23, 2014]. 【R3-01216】2014/10/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジルのアマゾンで採集されたDaldinia属菌の形態学的検討、分子系統解析を行い、D. eschscholtziiと同定した。 4種類の培地を用いて、in vitroにおける本種の菌糸体の生長条件の検討を行った。 本種の最適生長温度は35℃であったが、バイオマスが最大になるのは25-30℃で、PD培地での収量が最良であった。 (その他掲載種) Daldinia eschscholtzii (Ehrenb.) Rehm チャコブタケモドキ 【よく似た種との区別】 Daldinia concentrica ブラジルに分布する 子嚢殻のサイズの範囲が重なる 子嚢殻が管状 本種と異なり子座の表面が僅かに乳頭状 本種より子嚢のサイズが大きい 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の発芽溝が直線状ではなく僅かにS字状 本種と異なり子嚢胞子のペリスポアにコイル状の装飾を有さず平滑 本種と異なりKOH可溶の色素(暗紫色)を含む Daldinia clavata ブラジルに分布する in vitroで子座を形成する 子嚢胞子に直線状の発芽溝を有する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子座が胎盤形~半球形ではなく円筒形~やや棍棒形 本種より子嚢殻が短い 本種と異なり子嚢殻が管状ではなく倒卵形 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される